愛のむきだし

愛のむきだし [DVD]
2月18日に愛のむき出しを観た。17日にレンタルDVD屋さんに訪れたのだけれど借りられていてがっかり、18日の明け方に悲しい気持ちで雨のなか再び訪れるとやっぱり返却されていたのでもちろん借りる。偶然「レディースデー」というキャンペーンで1本100円という破格で借りられた。ハプニング(秘密)に見舞われながらの帰り道は風がつよくて雨はほとんどあがっていた。
これまで生きてきて、映画というものをほとんど観たことがなかったように思う、音楽や本や演劇にも言えることだけれど。これから面白いものたちにたくさん出会えると思うと楽しみです。しかし、そのせいで私の環境などが、なにやらおかしなことになってしまっているような気もする。ただ、後悔するようなことは起こっていないし今後にも起こらないということも思うので、それは自分の大丈夫かつ安心なのです。
映画の感想、おもしろかった。これだけのものきちんとつくるということが愛の結果なのでは、と思ったままだった。それは悪いことではないと思う。ただ、主張とかメッセージ(があるのだとしたら)たちは、そこまで突き抜けてるようには感じなかった。コメディ、エンターテインメント、それは悪い意味ではなく、というように思った。キリスト教のことも仏教のこともイスラム教のこともほとんど知らないけれど、それらは存在するだけで、自分のためだとかみんなのためだとか、そういうようにできているわけではない、という考えも変わることなどはなかった。また、過去にどんな乱暴をされたところで、それらは大したことなどでは無かったり、また、それを物語という形にしたとたんに、その価値がぼやけるよう感じさせられる、ということは、観ている私の問題でもあるとは思うけれど、人になにか伝えるという行為をしたいと思ったときに、もしかしたら大切な要素であり得るように思う。そんなこと気にするよりも愛のむきだし完成させることの方がずっと大切で比較になるはずもない。ただ、私がずっとこんなこと言っているのも事実で、ほんとうにしょうもない人間だなと思うと同時に、ありふれたおもしろい映画だともおもった。4時間ずっと座っていられたことと、同じ場所(画面)を見続けられたことは私にとっては嬉しいことで、わたしのおかげも3分の1くらいはあるけれど、園さんには感謝です、ありがとう。
もちろん格闘技を身につけたくなった。
そういう気持ちのいいシーンが観られるだけで満足みたいなのはある、戦うヨーコは好き好き素敵でした。精神病院のシーンは陳腐でよかった。あと仲間の3人も素敵でうれしい。本部の白い場所のシーン、あたまが病気にさせられた人々も気になった。
チャプター、ヨーコの場合で、見えない弾丸飛び交うくだりは本当に好きだった。あの周辺はいちばんどきどきしたかもしれない。血の似合う女の子も。
コイケが十字架倒すシーンもよかった。コイケ「お兄ちゃん!」はよいホラーだった。
黒と白のコントラスト、みたいなのがわかりやすすぎて、そこがベタ感増やしていてよいのかなどかもおもう、ヨーコに抱きつくコイケが白いスカートをはいていたことだとか。
家族というものが多数の人々にどう思われているものなのだろう、というのも気になった。宗教や愛も。みんなのはなしがききたいよ(変わらない感想・・・!)。
愛が大切だという思いももちろん変わらないままだった。
ベタで面白い映画だった。どうしようもない感想!
あと、音楽などが気にならなくてとても素敵だったと思います。リズムとか、映画すごいなーと思いました。
これは昨晩考えたことで、映画と直接は関係ないけれど、真面目に喋るとそれっぽくごまかしているかのような文面、言い回しになってしまうことがよくあるので、語彙や自分の余裕を増やさねばと思う。この映画の感想も、なんだか映画の感想とかこつけて自分の言いたいこと述べるだけみたいになっているよう思うので、もっときちんと観られるようにならないと、と感じる。やっぱりするべきことをするべきだなあ。
これから楽しみですね!